自宅にあるノートパソコンを閉じたまま使うと様々なメリットがあります。
ノートパソコンをテレビやモニターなどにケーブルで繋げば、画面が出力されます。
画面が大きくなるので、いつもより作業が捗り、快適に使うことができます。
そのためには、ノートパソコンの設定をしますが、その方法は至って簡単です。
今回は、ノートパソコンを閉じたまま使う方法を分かりやすく解説します。
注意点やちょっとした豆知識まで紹介しますので、是非参考にして役立ててください。
ノートパソコンを閉じたまま使うには?閉じてもスリープにならない設定!
ノートパソコンを閉じたまま使うためには、まずパソコン本体の設定をします。
使用しているパソコンのOSによって操作手順が若干異なる場合があります。
今回はウインドウズ10のOSを例にして取り上げていきます。
では、設定方法を解説していきます。まず、ノートパソコンの電源を入れます。
次に、コントロールパネルを開き、ハードウェアとサウンド、電源オプションを選択してください。
ウインドウズ10のパソコンを使用している場合、画面一番左下のウインドウズマークの右横にある「ここに入力して検索」というボックスに、「電源オプション」と入力して設定画面まで直接行くことも可能です。
電源オプションの画面で「カバーを閉じたときの動作の選択」というのがあるのでクリックして選んだら、「カバーを閉じたときの動作」のところを、バッテリ駆動と電源に接続の両方とも「何もしない」に変更させます。
最後に「変更の保存」をクリックして設定はすべて完了です。
この設定をしておけば、ノートパソコンの蓋を閉じたときにスリープ状態になりません。
次に、ノートパソコンをテレビやモニターなどにケーブルで繋ぐ準備をします。
ケーブルの端子には、新しいタイプだとHDMI、少し古いタイプはD-SUBやVGAなどと呼ばれるものがありますが、必ず使用しているノートパソコンの端子とテレビやモニターに付いている端子が合うように同じタイプを選んでください。
ノートパソコンをテレビやモニターにケーブルで繋いだら、「Windowsキー」と「Pキー」を同時に押します。
すると、画面の右側に外部ディスプレイメニューが表示されます。
PC画面のみ、複製、拡張、セカンドスクリーンのみのどれか一つを選択します。
複製とはノートパソコンとモニターに全く同じ内容を表示させることです。
拡張とはノートパソコンとモニターを一つの大画面として表示させることです。
ノートパソコンを閉じたまま使うためには、複製もしくはセカンドスクリーンのみを選ぶようにしてください。
セカンドスクリーンのみを選ぶと、ノートパソコンの蓋を閉じた時に、モニターのみに映像が表示されるようになります。
ノートパソコンを閉じたまま使うメリット!便利で使えるアイデアを紹介!
ノートパソコンを閉じたまま使うと、どんなメリットがあるのかをいくつか例を取り上げて紹介していきます。
まず、ノートパソコンを閉じて外部モニターに出力させることで、簡易的なデスクトップパソコンになります。
外付けのキーボード、マウスなどを用意して、蓋を閉じたノートパソコンは机の隅に置いておきましょう。
ノートパソコンを縦置きにして配置すると場所を取りませんが、排熱のファンの位置によってはできない場合があるので注意してください。
ノートパソコンには排熱するためのファン(排気口)が付いているので、その部分をふさいでしまうと、熱が逃げなくなってしまうからです。
自分が持っているノートパソコンの排気口はどこにあるのか確認してください。
ノートパソコンにHDMIの端子口が付いている場合、HDMI端子が付いているテレビに繋げられるので、大画面でパソコンの操作が可能となります。
ノートパソコンには解像度があるのですが、通常のノートパソコンの場合、1366×768のHDが主流です。
最近では1920×1080のフルHDのタイプも増えてきましたが、大体の人が今使っているノートパソコンは1366×768のHDです。
解像度が1366×768のノートパソコンでも、例えばフルHDのテレビに繋げば、解像度が1920×1080に上がるのです。
ノートパソコンを外部ディスプレイに繋いだときの最大解像度、ノートパソコンのスペックによって異なってくるので、持っているノートパソコンのスペックを一度調べてみましょう。
ノートパソコンは閉じたまま使えて、テレビやモニターなどに出力できるので、ノートパソコン本体のディスプレイやキーボード部分が故障したとしても使えるので、とても便利な方法です。
まとめ
ノートパソコンを閉じたまま使うと色々なメリットがあります。
外出時はノートパソコンとして使用して、家ではテレビやモニターに繋いでデスクトップパソコンとして使用するなどと用途が広がります。
そのためには、今回紹介した電源オプションの設定をきちんと行い、快適に使えるようにしてみてください。