冬になると車のフロントガラスに雪が積もり、寒さのせいで凍結してしまうことが多々ありますよね。
忙しい朝に取り除くのは本当に一苦労です。
でも、アルコールを利用すればとても簡単にフロントガラスの凍結を溶かすことができるのです。
今回は、アルコールでフロントガラスの凍結を溶かす方法を紹介します。
なぜ、アルコールが効果的なのかについても触れていきます。
フロントガラスの凍結にはアルコールが効果的!温度が関係している?
フロントガラスの凍結にアルコールが効果的な理由は凝固点にあります。
水が凍る時の温度は0℃ですが、アルコールの場合は-114.5℃です。
アルコールを水で半分薄めたとしても、-30℃くらいの凝固点です。
水は0℃で凍ってしまいますが、アルコールは凝固点が0℃より低いので、一度溶けてしまっても再度凍結することがありません。
アルコールをフロントガラスの凍結部分にかければ、再び凍ることなく氷を溶かすことができる仕組みになっています。
では、具体的にアルコールをどのようにしてフロントガラスにかければいいのでしょうか。
一番簡単で手っ取り早いのは、市販の解氷スプレーを使用する方法です。
解氷スプレーは、カー用品店やAmazonなどで、500円前後で売られています。
色々な種類の解氷スプレーがありますので、用途や好みに合わせて選びましょう。
撥水コートを施しているガラスに対応したものや、再凍結を防ぐものなど様々です。
解氷スプレーは、自分でも作ることができるので試してみてください。
作り方はとても簡単で、アルコール2に対して水1を混ぜるだけで完成です。
アルコールには市販の「無水エタノール」を使用します。
無水エタノールはAmazonなどで売られていて、1本1,000円程度で購入できます。
無水エタノールは他にも使い道が色々とあるので、何本か購入しておくと便利です。
100円ショップなどで売られているスプレーボトルに、アルコールと水を混ぜた液体を入れれば、自作の解氷スプレーの完成です。
無水エタノールを買うのが面倒な場合は、お酒のアルコールでも代用は可能です。
なるべく、無水エタノールを使用することをおすすめします。
フロントガラスの凍結!内側が凍る場合はどうすればいい?
フロントガラスの内側が凍結する主な原因は、車の内側と外側の温度差です。
寒い冬の時期に車内で暖房を使うと、外との温度差が激しくなり、エンジンを切った後に車内に水滴がつきやすくなります。
エンジンを切る直前は暖房をあらかじめ切っておき、外との温度差を少なくしてあげれば水滴はつきにくくなります。
車内のガラスや足元のカーマットの掃除をしっかりと行うのも効果的です。
意外と盲点なのが足元のカーマットで、カーペットタイプは水をよく吸収します。
定期的に、カーマットに吸収された水分や汚れを落とすようにしましょう。
面倒な場合は、カーマットをゴム製のものにしてしまえば水分を吸収しません。
車内でエアコンの暖房を使う場合は少し窓を開け、足元に設定することでカーマットに吸収された水分を乾かすことができます。
常日頃から、車内に湿気がたまらないように工夫してみましょう。
フロントガラスの内側専用の曇り止めの使用も効果的です。
ガラスが綺麗だと汚れがつきにくくなり、凍結の予防にもなります。
まとめ
フロントガラスの凍結はアルコールを使用して溶かすことができます。
市販の解氷スプレーを使えば、簡単に溶かすことができて便利です。
自分でも簡単に解氷スプレーが作れるので、ぜひ試してみてください。
日頃から車内の湿気を取り除き、きれいに掃除をすることも大事です。
いつでも安全に運転することができるように、自分でも対策をしましょう。