パソコンのマウスやキーボード、スマホのスピーカーなど様々なデバイス機器を無線通信でやり取りできるブルートゥース。
ケーブルが必要ないのですごく便利で助かりますよね。
一方で、様々なデメリットもあるのをご存知でしょうか?
最悪の場合、ブルートゥースが常にオンの状態だと、スマホが乗っ取られる危険性まであるので注意が必要です。
今回は、ブルートゥースをオンのままにしておくことでどんなデメリットがあるのか、事例を交えながら紹介します。
是非参考にして役立ててみてください。
bluetoothがオンのままだとハッカーに乗っ取られる!?ウイルスの危険性も?
パソコンやスマホなどが直接ウイルスに感染することはご存知だと思います。
例えば、インターネットを閲覧していて、怪しげなサイトから別のリンク先にアクセスしてしまい、ウイルスに感染してしまうなど。
これらウイルスに感染しないために、ウイルス対策ソフトなどで防衛手段を取れば、ある程度は防げるので安心できます。
でも、bluetoothのウイルスは厄介でとても恐ろしいものです。
簡単に言ってしまうと、bluetoothのスイッチをオンのままにしておくと、ウイルスが侵入して、個人情報などを抜き取られてしまう恐れがあるのです。
専門家たちの間では、この脆弱性のことを「Blue Borne」と呼んでいます。
このウイルスの恐ろしい所は、パソコンやスマホをインターネットに繋いでいなくても、ウイルスが侵入してくることです。
bluetoothをオンにしているだけでウイルスが侵入するのは怖いですよね。
では、このウイルスを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。
まず、今使用しているスマホやパソコンなどを最新のバージョンにアップデートしてください。
Androidスマホの場合は、無条件でオフにしておくことをおすすめします。
最新のアップデートが各メーカーからの提供となるので、遅れる場合があるからです。
また、bluetooth搭載のスピーカーやキーボードなどのデバイスにも、最新のアップデートが来ていないかを確認するようにしてください。
Androidスマホやその他端末などには、ウイルスに感染していないかを調べるためのアプリや機能が搭載されていることがあります。
心配な人は一度調べてみるとよいでしょう。
bluetoothスピーカーを使わない時は接続解除!隣の家に勝手にペアリング!?
アパートやマンションなどのように、隣の家との距離が近い場合、bluetoothスピーカーが勝手に他人の機器と接続されてしまうことがあります。
bluetoothスピーカーは機器とペアリングをすることで使えるようになります。
ペアリング待機状態のままで放置しておくと、近くの電波を勝手に受信して、知らないうちに他人の機器とペアリングしてしまう可能性があるのです。
bluetoothのペアリングで厄介なことは、2台の機器同士がペアリングモードで繋がると、自動でペアリングが完了してしまうことです。
製品によってはパスワードの入力を求められることもありますが。
他人が使用しているものとペアリングしてしまったら気味が悪いですよね。
こういったこともあるので、bluetoothの機能を利用しない時は、なるべくスイッチをオフにしておくことをおすすめします。
隣の家に限らず、家の中でも同じことが起きかねます。
例えば、寝室で使っているbluetoothスピーカーと1階に置いてあったスマホとペアリングしてしまうなどです。
こまめにbluetoothのスイッチをオフにする習慣をつけるようにしましょう。
まとめ
bluetoothはケーブルが必要ないので、便利ですごく使いやすいです。
マウスやキーボード、スピーカーなど様々な機器をワイヤレスで使えるのは本当に助かりますよね。
一方で、bluetoothの脆弱性やデメリットも問題になっています。
「勝手に他人の機器とペアリングしてしまう」、「個人情報を抜き取られる」など、bluetoothのスイッチをオンにしたままだと様々な問題が発生します。
bluetoothを安全に使用するために、使わない時はスイッチをオフにしましょう。